サステナブルな江戸の街〜清澄白河駅(深川)〜

都営大江戸線とメトロ半蔵門線が乗り入れる清澄白河駅。

最近はブルーボトルコーヒーなどのお洒落なカフェや雑貨屋さんがあることで若い人からの人気もあるエリアですが、昔この辺りは江戸庶民が暮らす下町として栄えた場所。

現在は大きな道路があり、高層マンションもたくさん立ち並んでます。

お洒落なお店も多い。

そしてそんな深川の歴史を体感できる施設がここ「深川江戸資料館」。

実物大で江戸庶民の暮らしを再現。こういうの超ワクワクする。

長屋での暮らしや、船着場、火の見櫓等、かなり大掛かりなセットでこのまま撮影できるんじゃないかくらいの規模で驚きました。

私がおじゃました時は、入館者が私ともう1人くらいしかおらず、ボランティアガイドさんがつきっきりで説明してくれました。

江戸庶民の暮らしや、江戸の地名の由来、実は江戸というのは大名と旗本がほとんどで、私たちがイメージしているいわゆる江戸の街というのはこのあたり、下町と呼ばれる海側と埋め立てエリアだけだった...などなど

色々と面白い話が聴けました。

江戸の街の機能的な都市計画がすごい。

そして物を無駄にしない、サステナブルな街づくりは本当に素晴らしいと思う。

あ、そういえば、このブログにも書いてましたが、人形町とか日本橋からこの辺りまで、やたらと小さい稲荷神社が多いと常々思っていたのですが、その謎がやっと解けました。

ガイドさん曰く、江戸の商人などの町民は地方の農民からの出稼ぎが多かった。

その人たちが故郷を思い、心のよりどころとするために農業と深く関係する農耕神「お稲荷さん」を祀ってお参りしていたそう。

それゆえ、こういう庶民が集団で住む長屋の一角などに小さいお稲荷さんがあった。それが現在でも残ってるんですね。

なるほど〜✨勉強になった!

そんな深川は漁師町で、江戸前の魚介類や海苔を捕る漁師さんがたくさん住んでいた。

深川といえばあさりの深川飯が有名ですが、そんな漁師さんたちの漁師飯だったんですね。

江戸庶民の暮らしに思いを馳せながらテイクアウトした深川飯を堪能致しました。(美味)

深川飯 深川宿


江東区 清澄白河駅

TOKYO DEEP DIVE

東京の裏通り探検隊。 メジャーな駅からマイナーな駅まで、駅から続く、普段あまり行かないような裏通りを探検します。 ※写真は全て許可なくコピー、再配布、再利用等禁止します。

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