お上りさんの聖地「上野駅」

その昔、上京する方々を「お上りさん」と呼んでいた頃、この駅は東京への玄関口として憧れていた人も多かった上野駅。

最近の上野ですが、パンダとケバブという2大輸入文化が台頭し、すっかり国際色豊かなところになりました。

成田空港から到着する「スカイライナー」の終着駅とあって、外国の方がとても多い。

上野といえばここも。上野から御徒町へ続く「アメヤ横丁」。
輸入雑貨や時計、出どころが怪しいブランド物などを売っている商店がたくさん軒を連ねます。


「アメ横」の名称の由来は、戦後、甘いものに飢えていた人たちのために飴などを売る露店が並んだという説と、米軍の放出品を売る店が多かったという説があるようです。
そいうえば「二木の菓子」みたいなお菓子屋さんと米軍が着ているようなジャケットなどが売っている店が昔はたくさんありましたよね。

お正月によくTVで放送されるような、10個買ったら1個おまけみたいなことを大音量のガラガラ声で叫んでいる光景もよく見たんですが、今は生鮮品を売っている商店も少なくなりました。


代わりに「アメ横センタービル」などもそうですが、中華食材やスパイスのお店など、かなりホラーなビジュアルの食材が多い、その筋の人たちの為のショップが増えています。

昼間から呑んだくれているサラリーマンや外国人の方で、いつも賑わっています。


地方からのお上りさん、異国からの旅行者、そしてケバブやパンダ...なんでもウエルカムと受け入れてしまう上野という駅が、他の駅にはない懐の深さを感じさせますよね。


TOKYO DEEP DIVE

東京の裏通り探検隊。 メジャーな駅からマイナーな駅まで、駅から続く、普段あまり行かないような裏通りを探検します。 ※写真は全て許可なくコピー、再配布、再利用等禁止します。

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